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カーブミラーとは?

カーブミラーは、道路上で起きやすい出会い事故や衝突を防ぐために設置されている安全上の道具です。免許を取得して日が浅い方、久しぶりに運転をする方は、本記事でカーブミラーの基礎知識をしっかり理解できるのではないかと思います。
また、設置に関する記事も盛り込んでおりますので、参考にしていただければと思います。 カーブミラー コラム

「カーブミラー」は道路のあらゆる場所に設置されています。「まったく見たことがない」という人はいないでしょう。

今回はそんなカーブミラーの役割や設置基準、設置するメリット、設置までの歴史について詳しく解説します。この記事を読めばカーブミラーの重要性に改めて気付くことができるでしょう。

カーブミラーは道路安全のための道具

そもそも「カーブミラー」は、凸面のある取付金具付き鏡を総称したものであり、正式名称として考えられている「道路反射鏡」とは異なります。

道路反射鏡」は「道路反射鏡設置指針に基づく品質検査」に合格したもので、道路反射鏡本体はバックプレートに「部材品質表示票」が、支柱は支柱上端より600mmの位置に「支柱品質表示票」としてシールが貼られています。
(道路反射鏡協会による認定)

ただ果たす役割はほぼ変わらないため、専門家ではない限り同じものとして考えても問題ないでしょう。
カーブミラーが道路の曲線カーブ地点や交差点に設置されているのは、直接目視で確認出来ない部分の死角を減らし、自動車同士、自転車、歩行者との衝突を防ぐことです。

基本的に曲がり角というのは目視で確認が困難である「死角」が存在します。もしその死角にヒトが歩行中であったり、自転車や車両が通行して来ていたりすると、接触事故や出会い頭の事故に繋がる危険があります。カーブミラーはそれを未然に防止するために設置されています。

ただ、すべての曲がり角にカーブミラーが設置されているわけではありません。多くの場合官公庁が設置する必要があると判断した箇所や、地域住民等から「設置してほしい」と要望があった場所に設置されています。

カーブミラー設置の歴史

初めてカーブミラーが設置されたのは1960年代。「信正工業株式会社」の初代取締役・飯島正信氏が静岡県の十石峠に設置したといわれています。しかし当初設置された場所は道路ではなく線路だったとのこと。

とくに単線が走る市街地のカーブは、接近してくる電車が見えづらく、危険な場所でした。そこで平面のガラス製鏡を設置してみたころ、見る位置にかなり制約はあるものの、電車が見えやすくなりました。そこから改良を重ね、今のような凸面に加工されたカーブミラーができたといわれています。

カーブミラーの特性と設置する2つのメリット

カーブミラーが持つ特性は主に2つあります。

この特性を理解しておくと、運転中等のカーブミラーの見方が変わるはずです。

1. カーブミラーに映し出されるのは左右反対の世界

カーブミラーは文字通り「鏡」であるため、左右が逆に映るようになっています。この特性はカーブミラーを見るうえで最も重要といえます。

カーブミラーを見るときは前後の位置関係や方向がすべて逆であることを忘れないようにしましょう。

カーブミラーにも死角がある

もう1つの特性は「カーブミラーにも確認できない死角がある」という点です。その死角の広さはカーブミラーの大きさや設置角度・曲率半径※によっても異なりますが、主に曲がり角の直後は死角になりやすいと考えられています。

※曲率半径については後述します。

実際の接触事故例でも、カーブミラーの死角に歩行者がいたために気付かなかったというケースもあるため「カーブミラーに何も映っていない=安全」というわけではありません。

曲がり角ではカーブミラーと同時に死角になっていそうな箇所も、注意深く通行し目視で確認する必要があります。

カーブミラーの設置基準

上述したように、カーブミラーの主な設置場所は「曲がり角」です。

ほかにもT字交差点や駐車場の入り口、カーブが続く道路、S字カーブなども挙げられます。

また、カーブミラーは設置するための基準があり、各自治体によって定められているのが特徴です。それぞれの自治体に記載されている基準を満たしている場合や、自治体に設置要望書を申請する事により、官公庁などの道路管理者に設置してもらえますが、
それ以外(民地からの出入りや、私道からの出入りのためのもの・私有地内の安全確認用途)の場合、自ら設置しなければなりません。

まずは各自治体の「道路反射鏡設置基準」を確認してみましょう。各市町村のホームページ等に詳しく掲載されているかと思います。
新しく設置してほしい場合は、町内会や自治会経由で要望されるケースが多いようです。

カーブミラーを購入する際の相場と選び方

もし各自治体の「道路反射鏡設置基準」を満たしていなければ、自身でカーブミラーを設置しなければなりません。もちろん私有地以外に設置する場合は、土地所有者や関係各所の許可が必要となりますので注意が必要です。

「さて、許可も下りた事だし、カーブミラーを設置しよう」という段階になっても、カーブミラーには「円形」と「四角形」の2タイプに分かれていたり、大きさや材質によって設置相場が異なっていたりするため、ここからは選び方を理解して行きましょう。

設置する際は、以下を参考にしてください。

カーブミラーの形は主に2種類

上述したように、カーブミラーには主に円形と四角形の2つの形があります。

それぞれの特徴は以下の通りです。

以上より、カーブミラーを購入する際は円形を選んだほうが種類も多く、安価にて入手しやすいことがわかります。

カーブミラーの大きさは様々ある

カーブミラーの大きさは代表的なサイズでも、以下ように細かく分かれており、それぞれの大きさによって特徴や設置におすすめの場所が異なります。

カーブミラーの鏡面素材は4種類

鏡面素材は一般的に化学強化ガラス製・アクリル製・ステンレス製・ポリカーボネート製の4つに分かれています。

以下に示すそれぞれの特徴を踏まえたうえで、鏡面を選びましょう。

カーブミラーの曲率半径とは

鏡の凸面の大きさを表します。
カーブミラーには、説明書きや本体にR2200やR3000といった数字が記載されています。これが曲率半径で、主に映像の大きさと視界に関係します。
R=3000なら半径3mの球体の一部R=2200なら半径2.2mの球体の一部から鏡を切り出した凸面という事となります。以下に曲率半径の違いを示しますので、検討材料の一つとしてご利用下さい。





カーブミラーの特性を知り設置することで、事故を未然に防げる

上述したように、カーブミラーには交通事故に遭うリスクを減らすために有用な道具です。しかしその特性をしっかり理解して設置・利用していかないと、 カーブミラーを信用し過ぎた結果、死角や盲点・見え方の違い等から思わぬ事故を誘発しやすくなる場合もあります。

カーブミラーを設置・利用する際は、本来の意味である事故防止の観点から、カーブミラーの特性を理解し、有用に活用出来るような設置方法を検討し、利用時も過信せずに、目視を基本にしながら併用して利用し、公道・私道・私有地を問わず、事故防止に努めることが必要です。

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